世界平和を
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大樹
すばらしき人生163
旧暦七月のことを文月と呼び、現在では新暦の七月の別名としても用いられております。文月の由来は七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝したりたりする風習があるからとい
うのが定説になっております。
本格的な夏がやって参りました。毎年、熱中症で病院へ搬送される方も増えてきております。こまめな水分補給とエアコンは我慢せずに使用しましょう。とにかく熱中症に罹ら
ないように注意が必要です。
地球温暖化の影響もあり、台風が巨大化してきております。昨年、台風は二十七個発生しましたが、今年もそれ以上発生すると予測されております。おそらくスーパーエルニー
ニョが発生すると言われており、巨大台風を引き起こす原因になるかもしれません。風速七十メーター超の暴風雨になれば倒壊する家屋もでてまいります。警戒レベル四以上にな
ったら、迷わず避難をするよう心がけましょう。
中東戦争の影響がじわじわとボデイブローのように物価高へと転嫁され、私たちの生活が苦しくなってきております。政府には、生活困窮者を救済する即効的な対策が必要かと
思われます。安心、安全で、平和で豊かな生活ができることを願っております。
先般の釈尊降誕祭(花まつり)にお参りをいただきありがとうございました。今月二十八日に教祖祭を開催いたします。お忙しいなか恐縮ではございますが、多くの信者の皆さ
まのお参りをお待ちしております。
私がサラリーマンのときでした。私が転職して最初の勤務地が静岡県でした。当時は静岡県東部、中部が私の担当でした。静岡県はご存じのように東西に長いとことでした。そ
んな移動距離がある地域で成長ホルモンの売り上げを上げるのが私の仕事でした。
まず、全域をカバーしきれない東部地区にて成長ホルモンを使用している施設の市場調査をしました。病院に対する調査はすでに完了していますが、開業医さまでの使用状況が
全く把握できておりませんでした。
そこで、N医薬品卸さんに東部地区における成長ホルモンを使用している開業医さまの調査を依頼しました。その結果、三島市のHこどもクリニックで他社製品の使用例がある
ことが判明しました。
私は、卸の営業担当者に同行訪問の依頼をしました。卸さんも快く対応してくれることとなり、某日、同行訪問をさせていただき、HクリニックのS先生に面会したところ、先
生は内分泌がご専門で「下垂体性小人症」という症例の治療に興味があるかどうかお聞きしましたところ、はっきりとは言われませんでしたが、興味が無いわけでは無いことがわ
かりました。
そして、現在の症例がどれくらいあるのか打診しました。先生は素直に四例使用しているというお話をいただきました。四例なら単純計算すると売り上げベースで、一例、年間
約三百万円として年間千二百万円になります。私は、素直にこの症例をとりに行きたいと思いました。たとえ四例でも実績の積み重ねが売り上げに貢献できるのです。
そこで、先生に見積書を提出させていただくことの確約をいただき、後日卸さんより見積書を提出していただくよう依頼しました。
成長ホルモンの価格の見積もりですが、極端に安くせずに、利益の出る範囲で出していただきました。そして、S先生がどのような反応をされたのか、とても興味深いところで
した。
卸の担当者は、先生が見積書を見るや否や、突然、不機嫌になられたとのことでした。もしかして、価格が高すぎて話にならない金額だからそうなったのか、あるいは、もっと
安くしてほしいからそのような態度をとったのか、まったく理解できないような状態であったとのことです。
二、三日たって先生より、注文が入ったとの報告を卸さんからもらい、慌ててアポイントを取り、面会しました。先生に理由を聞いたらS社の成長ホルモンの価格が高すぎて,
今まで彼らを信用してきたけれど、裏切られたという不信感が生まれたとのことでした。先生は、素直で優しい性格ですから、いったん裏切られたという気持ちを持つと、すべて
が信じられないという、残念な気持ちになられたということでした。
その結果、全面的に弊社の製品に切り替えていただけたということなりました。信頼を築くには多くの時間と労力が必要です。しかし、崩すときは一瞬なのです。先生が、瞬間
に感じる感情をいかに裏切らないようにするかが、とても重要であると思いました。
世間では「正直者は損をする」という言葉がありますが、実際はそうではないと思います。素直に正直に接することで、目には見えないけれど、知らないうちに信頼関係が自然
とできてくると思います。「誠」を尽くすということは、どんな環境であれ、どんな世界であれ人類の根幹をなすものであると信じております。
さて、話は変わりますが、仏教的な立場でなくとも、一般的に考えても、伝えたいことを伝わるように話すのが、話し手の責任であると思います。四十代くらいになると、多く
の人が陥る問題に「説教が長い」というものがあります。自分が部下の時代は「上司の説教が長いな……」「はやくおわってくれないかな……」と思っているのに、いざ自分が上司
になると、同じように説教をしてしまう。
そもそも説教が長くなるのはなぜでしょう。その理由を一言で表すなら「能力がない」からです。本当に伝えたいことがあるなら、それが伝わるように、簡潔に話すのは話し手
の責任です。それができずに、だらだらとしゃべり続けるのは、結局、能力が不足しているわけです。
そこで話は終わりなのですが、もう少し細かく分析してみると、「説教が長い」「話が伝わらない」といのには、大きく分けて二つの要因があります。
一つ目は、話し手のスキルの問題です。単純に、「話が長い」というのは「伝うべき情報が多すぎる」ということです。私だって法話をして、誰かに何かを伝える場面はたくさん
あります。伝えようと思えば、いくらだって伝えるべきことはあります。大事な話、相手の「ためになる話題」は、いくらでもあります。
しかし、それらの話をすべて話すのが得策でしょうか。そんなことは決してありません。時間には限りがあり、相手が理解できる範囲、レベル、量にも限界があります。
そういうことを考慮に入れ「相手にとって理解しやすいレベル、量」の話をするのが、話し手の課せられた責任であり、義務です。だからポイントを絞って(ときには、無駄話
と感じられるような、回り道をしながらでも)相手に伝わる話をしようとしているのです。
上司が部下にするときも「話をしたいことを全部話す」「大事なことだから、隅から隅まで話す」なんて言うのは、能力のない人がやることです。ポイントを絞って話すという
意識と能力を上司は持たなければならないのです。
そして、もう一つは、説教が長い人の特徴は、内容ではなく、ただ「感情」をしゃべり続けているケースが多いことです。往々にして、上司というのは「こういうことに自分は
腹を立てた」「これが、自分にとっては不快だった」という感情を、ダラダラと話し続けてしまうのです。まともな内容は最初の五分で、残りの四十分は上司の感情の吐露が続いて
いるだけです。そんな場面もめずらしくないでしょう。それに自慢話が追加されたら、平気で一時間、二時間が経過してしまいます。これは本当に困りものです。
職場でも、家庭でも、誰かに何かを教えなければならない場面は、確かにあるでしょう。上司が部下に、仕事のやり方を教える、失敗したことについて注意をするのは当然です。
しかし、そのときに「伝えるべき内容」を話しているのか、ただ自分の「感情」をぶつけているだけなのかをもう一度考えてみる必要があります。
四十代になり、一定の立場になった人ほど「自分は部下たちに感情の話してはいないか?」「説教という名の下で、感情を伝える機会になっていないか?」ということを極端に注意
しなければなりません。相手が神妙に聞いているからといって、長々と説教するようでは、上司失格と言わざるを得ません。
組織の中で長くキャリアを積むうちに「リーダーとはどうあるべきか?」「リーダーに課せられた役割とはどうゆうものか?」という問題に直面する人も多いようです。
会社でも、いわゆる「リーダー」のポジションを任されることが増え、自分だけでなく、チーム全体のことを考えなければなりません。ここで一つはっきり言っておきたいのは、
リーダーというのは「自分が先頭に立って、みんなをまとめる存在」では決してないということです。
リーダーになった人は、すぐに「自分が先頭に立たなきゃ!」「みんなに指示、命令を出さなきゃ!」「みんなをまとめなきゃ!」と思うものですが、本来的にリーダーとはそんな
存在ではありません。まずはその前提、思い込みを払拭してください。
では、リーダーとは一体どういう存在なのか。極端に言うなら、それは「お母さんみたいな存在」です。家庭のなかで、お母さんはどんな役目を果たしているのでしょうか。
料理をしたり、洗濯をしたり、掃除をして、みんなの着替えを用意したり、生活に必要なものを買ってくるなど、お母さんは本当にいろんなことをしてくれています。
世のお母さん方が何のために、そんなさまざまなことをしてくれているのかと言えば、それは「夫や子供たちが生活しやすくなるため」です。みんながお母さんの言うことをよ
く聞きます。それは、お母さんが自分のたちのために「いろんなことをやってくれているおかげで生活できている」ということを知っているからです。
ときどき、男性(お父さん)が「自分は家族のために働いてやっている」「お金を持ってきている」なんて偉そうに言いますが、そんなもの、私に言わせれば「ただ、お金を持っ
てきているだけ」の話です。
そのお父さん自身、お母さんのお世話のお陰で働いているのです。みんなが生活する(もっと言うと、生きる)世話をしているお母さんというのは、本当に偉大な存在です。
結局、リーダーとは、そんな「みんなの世話役」であることが、本当に求められているミッションなのです。みんなが働きやすい環境を整え、時間や仕事の配分を考慮して、と
きにはサポートをしたり、相談に乗ったり、周りとの交渉をして、クレーム対応するなど、とにかく部下たちの世話をするわけです。
リーダーというのは、それぐらい辛く、たいへんなポジションなのです。リーダーになった人は、ぜひともこの本当の役割を理解してほしいと思います。決して指示したり、命
令したり、管理したりするのがリーダーではありません。まして、偉そうにして、人を動かすのがリーダーだと思っている人は、考え違いも甚だしいと言わざるを得ません。
あなたはリーダーとして、部下たちが働きやすいように、お世話をしてあげていますか。家庭のなかの母親のように、部下たちを心配し、気遣って、いろんなことを助けてあげて
いますか。
それさえしていれば、自ずと部下たちはリーダーを信頼し、リーダーの言うことを聞くようになります。リーダーの役割に迷うことがあれば、ぜひとも「お母さんの働き」を思
い出してみてください。
教祖・杉山辰子先生は妙法には不思議な力があると説かれました。その不思議な力を体験するためにも、妙法を深く信じることであると仰せです。妙法を信じて、信じて、信心
するときに真理に目覚めると説かれました。
常住坐臥いついかなるときも、妙法蓮華経の五文字を唱えていれば、不慮の事故や災難から免れることができると仰せです。妙法を唱えていれば、いつでもどこでも護られると
いうことです。
『慈悲』『誠』『堪忍』の三徳の実践もとても大事であります。教祖さまは三徳の中でも慈悲の功徳は絶大と説かれました。慈悲とは慈しみのこころのことです。具体的に申します
と「見返りを求めず 人さまに善いことをして差し上げる その方が喜んでいる姿を見て素直にこころの底から喜べるか」どうかです。喜べたら慈しみが一つ育ったということで
す。
善いこころになること、人のためになること、そういう日常が自然と自分を高めてくれる。教祖さまは、その行いの結果こころが清らかで、綺麗になっていくと仰せです。自ら
人のためになる人生を選択したなら必ず〝すばらしき人生〞へと前進できるのであります。
合 掌
うのが定説になっております。
本格的な夏がやって参りました。毎年、熱中症で病院へ搬送される方も増えてきております。こまめな水分補給とエアコンは我慢せずに使用しましょう。とにかく熱中症に罹ら
ないように注意が必要です。
地球温暖化の影響もあり、台風が巨大化してきております。昨年、台風は二十七個発生しましたが、今年もそれ以上発生すると予測されております。おそらくスーパーエルニー
ニョが発生すると言われており、巨大台風を引き起こす原因になるかもしれません。風速七十メーター超の暴風雨になれば倒壊する家屋もでてまいります。警戒レベル四以上にな
ったら、迷わず避難をするよう心がけましょう。
中東戦争の影響がじわじわとボデイブローのように物価高へと転嫁され、私たちの生活が苦しくなってきております。政府には、生活困窮者を救済する即効的な対策が必要かと
思われます。安心、安全で、平和で豊かな生活ができることを願っております。
先般の釈尊降誕祭(花まつり)にお参りをいただきありがとうございました。今月二十八日に教祖祭を開催いたします。お忙しいなか恐縮ではございますが、多くの信者の皆さ
まのお参りをお待ちしております。
私がサラリーマンのときでした。私が転職して最初の勤務地が静岡県でした。当時は静岡県東部、中部が私の担当でした。静岡県はご存じのように東西に長いとことでした。そ
んな移動距離がある地域で成長ホルモンの売り上げを上げるのが私の仕事でした。
まず、全域をカバーしきれない東部地区にて成長ホルモンを使用している施設の市場調査をしました。病院に対する調査はすでに完了していますが、開業医さまでの使用状況が
全く把握できておりませんでした。
そこで、N医薬品卸さんに東部地区における成長ホルモンを使用している開業医さまの調査を依頼しました。その結果、三島市のHこどもクリニックで他社製品の使用例がある
ことが判明しました。
私は、卸の営業担当者に同行訪問の依頼をしました。卸さんも快く対応してくれることとなり、某日、同行訪問をさせていただき、HクリニックのS先生に面会したところ、先
生は内分泌がご専門で「下垂体性小人症」という症例の治療に興味があるかどうかお聞きしましたところ、はっきりとは言われませんでしたが、興味が無いわけでは無いことがわ
かりました。
そして、現在の症例がどれくらいあるのか打診しました。先生は素直に四例使用しているというお話をいただきました。四例なら単純計算すると売り上げベースで、一例、年間
約三百万円として年間千二百万円になります。私は、素直にこの症例をとりに行きたいと思いました。たとえ四例でも実績の積み重ねが売り上げに貢献できるのです。
そこで、先生に見積書を提出させていただくことの確約をいただき、後日卸さんより見積書を提出していただくよう依頼しました。
成長ホルモンの価格の見積もりですが、極端に安くせずに、利益の出る範囲で出していただきました。そして、S先生がどのような反応をされたのか、とても興味深いところで
した。
卸の担当者は、先生が見積書を見るや否や、突然、不機嫌になられたとのことでした。もしかして、価格が高すぎて話にならない金額だからそうなったのか、あるいは、もっと
安くしてほしいからそのような態度をとったのか、まったく理解できないような状態であったとのことです。
二、三日たって先生より、注文が入ったとの報告を卸さんからもらい、慌ててアポイントを取り、面会しました。先生に理由を聞いたらS社の成長ホルモンの価格が高すぎて,
今まで彼らを信用してきたけれど、裏切られたという不信感が生まれたとのことでした。先生は、素直で優しい性格ですから、いったん裏切られたという気持ちを持つと、すべて
が信じられないという、残念な気持ちになられたということでした。
その結果、全面的に弊社の製品に切り替えていただけたということなりました。信頼を築くには多くの時間と労力が必要です。しかし、崩すときは一瞬なのです。先生が、瞬間
に感じる感情をいかに裏切らないようにするかが、とても重要であると思いました。
世間では「正直者は損をする」という言葉がありますが、実際はそうではないと思います。素直に正直に接することで、目には見えないけれど、知らないうちに信頼関係が自然
とできてくると思います。「誠」を尽くすということは、どんな環境であれ、どんな世界であれ人類の根幹をなすものであると信じております。
さて、話は変わりますが、仏教的な立場でなくとも、一般的に考えても、伝えたいことを伝わるように話すのが、話し手の責任であると思います。四十代くらいになると、多く
の人が陥る問題に「説教が長い」というものがあります。自分が部下の時代は「上司の説教が長いな……」「はやくおわってくれないかな……」と思っているのに、いざ自分が上司
になると、同じように説教をしてしまう。
そもそも説教が長くなるのはなぜでしょう。その理由を一言で表すなら「能力がない」からです。本当に伝えたいことがあるなら、それが伝わるように、簡潔に話すのは話し手
の責任です。それができずに、だらだらとしゃべり続けるのは、結局、能力が不足しているわけです。
そこで話は終わりなのですが、もう少し細かく分析してみると、「説教が長い」「話が伝わらない」といのには、大きく分けて二つの要因があります。
一つ目は、話し手のスキルの問題です。単純に、「話が長い」というのは「伝うべき情報が多すぎる」ということです。私だって法話をして、誰かに何かを伝える場面はたくさん
あります。伝えようと思えば、いくらだって伝えるべきことはあります。大事な話、相手の「ためになる話題」は、いくらでもあります。
しかし、それらの話をすべて話すのが得策でしょうか。そんなことは決してありません。時間には限りがあり、相手が理解できる範囲、レベル、量にも限界があります。
そういうことを考慮に入れ「相手にとって理解しやすいレベル、量」の話をするのが、話し手の課せられた責任であり、義務です。だからポイントを絞って(ときには、無駄話
と感じられるような、回り道をしながらでも)相手に伝わる話をしようとしているのです。
上司が部下にするときも「話をしたいことを全部話す」「大事なことだから、隅から隅まで話す」なんて言うのは、能力のない人がやることです。ポイントを絞って話すという
意識と能力を上司は持たなければならないのです。
そして、もう一つは、説教が長い人の特徴は、内容ではなく、ただ「感情」をしゃべり続けているケースが多いことです。往々にして、上司というのは「こういうことに自分は
腹を立てた」「これが、自分にとっては不快だった」という感情を、ダラダラと話し続けてしまうのです。まともな内容は最初の五分で、残りの四十分は上司の感情の吐露が続いて
いるだけです。そんな場面もめずらしくないでしょう。それに自慢話が追加されたら、平気で一時間、二時間が経過してしまいます。これは本当に困りものです。
職場でも、家庭でも、誰かに何かを教えなければならない場面は、確かにあるでしょう。上司が部下に、仕事のやり方を教える、失敗したことについて注意をするのは当然です。
しかし、そのときに「伝えるべき内容」を話しているのか、ただ自分の「感情」をぶつけているだけなのかをもう一度考えてみる必要があります。
四十代になり、一定の立場になった人ほど「自分は部下たちに感情の話してはいないか?」「説教という名の下で、感情を伝える機会になっていないか?」ということを極端に注意
しなければなりません。相手が神妙に聞いているからといって、長々と説教するようでは、上司失格と言わざるを得ません。
組織の中で長くキャリアを積むうちに「リーダーとはどうあるべきか?」「リーダーに課せられた役割とはどうゆうものか?」という問題に直面する人も多いようです。
会社でも、いわゆる「リーダー」のポジションを任されることが増え、自分だけでなく、チーム全体のことを考えなければなりません。ここで一つはっきり言っておきたいのは、
リーダーというのは「自分が先頭に立って、みんなをまとめる存在」では決してないということです。
リーダーになった人は、すぐに「自分が先頭に立たなきゃ!」「みんなに指示、命令を出さなきゃ!」「みんなをまとめなきゃ!」と思うものですが、本来的にリーダーとはそんな
存在ではありません。まずはその前提、思い込みを払拭してください。
では、リーダーとは一体どういう存在なのか。極端に言うなら、それは「お母さんみたいな存在」です。家庭のなかで、お母さんはどんな役目を果たしているのでしょうか。
料理をしたり、洗濯をしたり、掃除をして、みんなの着替えを用意したり、生活に必要なものを買ってくるなど、お母さんは本当にいろんなことをしてくれています。
世のお母さん方が何のために、そんなさまざまなことをしてくれているのかと言えば、それは「夫や子供たちが生活しやすくなるため」です。みんながお母さんの言うことをよ
く聞きます。それは、お母さんが自分のたちのために「いろんなことをやってくれているおかげで生活できている」ということを知っているからです。
ときどき、男性(お父さん)が「自分は家族のために働いてやっている」「お金を持ってきている」なんて偉そうに言いますが、そんなもの、私に言わせれば「ただ、お金を持っ
てきているだけ」の話です。
そのお父さん自身、お母さんのお世話のお陰で働いているのです。みんなが生活する(もっと言うと、生きる)世話をしているお母さんというのは、本当に偉大な存在です。
結局、リーダーとは、そんな「みんなの世話役」であることが、本当に求められているミッションなのです。みんなが働きやすい環境を整え、時間や仕事の配分を考慮して、と
きにはサポートをしたり、相談に乗ったり、周りとの交渉をして、クレーム対応するなど、とにかく部下たちの世話をするわけです。
リーダーというのは、それぐらい辛く、たいへんなポジションなのです。リーダーになった人は、ぜひともこの本当の役割を理解してほしいと思います。決して指示したり、命
令したり、管理したりするのがリーダーではありません。まして、偉そうにして、人を動かすのがリーダーだと思っている人は、考え違いも甚だしいと言わざるを得ません。
あなたはリーダーとして、部下たちが働きやすいように、お世話をしてあげていますか。家庭のなかの母親のように、部下たちを心配し、気遣って、いろんなことを助けてあげて
いますか。
それさえしていれば、自ずと部下たちはリーダーを信頼し、リーダーの言うことを聞くようになります。リーダーの役割に迷うことがあれば、ぜひとも「お母さんの働き」を思
い出してみてください。
教祖・杉山辰子先生は妙法には不思議な力があると説かれました。その不思議な力を体験するためにも、妙法を深く信じることであると仰せです。妙法を信じて、信じて、信心
するときに真理に目覚めると説かれました。
常住坐臥いついかなるときも、妙法蓮華経の五文字を唱えていれば、不慮の事故や災難から免れることができると仰せです。妙法を唱えていれば、いつでもどこでも護られると
いうことです。
『慈悲』『誠』『堪忍』の三徳の実践もとても大事であります。教祖さまは三徳の中でも慈悲の功徳は絶大と説かれました。慈悲とは慈しみのこころのことです。具体的に申します
と「見返りを求めず 人さまに善いことをして差し上げる その方が喜んでいる姿を見て素直にこころの底から喜べるか」どうかです。喜べたら慈しみが一つ育ったということで
す。
善いこころになること、人のためになること、そういう日常が自然と自分を高めてくれる。教祖さまは、その行いの結果こころが清らかで、綺麗になっていくと仰せです。自ら
人のためになる人生を選択したなら必ず〝すばらしき人生〞へと前進できるのであります。
合 掌
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